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森光子さん肺炎で死去 92歳 最後の舞台は滝沢秀明と共演

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森光子さん肺炎で死去 92歳 最後の舞台は滝沢秀明と共演

舞台「放浪記」やテレビドラマ「時間ですよ」をはじめとする数々の作品に出演、「日本のお母さん」として人気を集め、国民栄誉賞を受けた女優の森光子(もり・みつこ、本名村上美津=むらかみ・みつ)さんが10日午後6時37分、肺炎による心不全のため東京都内の病院で死去した。92歳だった。京都市出身。14日、家族だけで密葬が営まれた。

長年にわたって芸能界の第一線で多彩に活躍。80歳を過ぎても舞台に立ち続け、親しみやすい芸風は誰からも愛された。

京都の旅館の家に生まれ、戦前から映画に娘役で出演。夫婦漫才師ミスワカナ・玉松一郎の慰問団に加わるなど芸能活動を行っていたが、戦後、肺結核で活動を休止。1950年代に復帰後は大阪を中心にラジオやテレビに出演した。

劇作家・菊田一夫の誘いで芸術座の舞台に立ち、61年、菊田作の舞台「放浪記」で主人公の林芙美子を演じた。
劇中の「でんぐり返し」で知られる同舞台の出演は前人未到の2017回を数えた。

一方で、東芝日曜劇場など数々のドラマに出演。銭湯のおかみを演じ、堺正章さんらとの掛け合いが話題を呼んだ「時間ですよ」シリーズなどで、お茶の間の人気を集めた。

◇森さんの甥にあたる柳田敏朗さんが東宝を通じて発表したコメント(原文のまま)

生前からの本人の希望でしたので、家族だけで本日密葬を相済ませました。

これまでは仕事柄ゆっくりと時間が作れなかったので、家族とともに、この最期の時を一緒に過ごすことが出来ましたこと、
有難く存じております。

これまでも栄養管理のために、短期間入院することもあり、この度も、この9月から大事をとって入院しておりましたところ、
静かに眠るように息を引き取りました。

お陰様を持ちまして、テレビ、映画、演劇と多くの作品に出演させて戴き、『放浪記』というライフワークとも出会って、
本人にとっては大変に幸せな人生であったと存じます。

これまでの長きにわたり、森光子を愛してくださった多くのファンの皆様、そして支えてくださった方々に、
心からの御礼と感謝を申し上げます。

誠に有難うございました。



今年に入って有名な方々が大勢亡くなられています。何か1つの時代が終わって行くように思います。(以下、今年に入って亡くなられた主な方々)

淡島千景・地井武男・小野ヤスシ・伊藤エミ・山田五十鈴・藤本義一・桑名正博・馬渕晴子・大滝秀治・桜井センリ(敬称略)

ご冥福を心よりお祈りいたします。



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