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月9 プライスレス 第8話のあらすじ 第9話ネタバレ 視聴率

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プライスレスの視聴率は16.9%、18.8%、15.2%、18.4%、15.7% 、18.1%、20.1%で平均17.6% です。
視聴率が20%になりましたが、これからも20%をキープして欲しいですね。

第8話のあらすじ
模合謙吾(中井貴一)に事務所を紹介された金田一二三男(木村拓哉)。
その頃、二階堂彩矢(香里奈)はハピネス魔法瓶を辞め、金田一らに挨拶もせずアパート「幸福荘」を出て行ってしまった。

一方、金田一へ提携会社から連絡が入る。それは、工場の機械が壊れたため、機械を買い換えなければ、究極の魔法瓶が生産出来ないという。機械を購入するには3,000万必要だとも言う。

二階堂は行く当てもなく歩いていると、大屋敷統一郎(藤木直人)と財前修(イッセー尾形)が乗った車が通り、二階堂の前に現れる。

金田一は、広瀬ファンドの広瀬遼一(草刈正雄)に出資を依頼すると、広瀬は回答しないで、面白い話があると言う。

それは、日本企業との提携を模索しているベトナムの大企業と業務提携を結ぶことだった。もうすぐ、ベトナムからシン社長が来日するのだという。そして、担当者が究極の魔法瓶に興味を持っていると言う。

その頃、二階堂は「ミラクルエレクトロニクス」の社長室で、大屋敷社長から「もう1度私の会社で働かないか」と問われる。
「結構です」と二階堂は答える。
「金田一から必要とされなくなったのでは」と問われ、二階堂は困った表情をする。

広瀬ファンドの広瀬瑤子(蓮佛美沙子)が金田一のサポートに付き、金田一はベトナム企業と業務提携を目指すことになる。

ある日、ホットドッグ屋の列に並んだ金田一は偶然、列に並んでいる二階堂を見かける。

金田一は話しかけると、二階堂は逃げるのだった。

金田一は追いかけ、「ウチを辞めるの?」と尋ねると、二階堂は「前に言ったじゃないですか。安定した仕事が決まるまでだって。もう決まりましたから」と答えて立ち去った。

大屋敷が社長室で資料を見ていると、二階堂が入ってくる。
大屋敷は二階堂に自分のアシスタントを命じた。

ある日、榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)が会社で仕事をしていると、二階堂とすれ違い、驚いて「金田一さんのスパイですか?」と声をかける。

すると、二階堂は「前よりも雇用条件が良かったから戻っただけです。元々、解雇されるいわれはありません」と答えて立ち去った。

金田一、模合謙吾(中井貴一)、瑤子がレセプションパーティーに出席すると、大屋敷も出席していた。
大屋敷の隣には秘書として二階堂が立っていた。

金田一が無言で立ち去ると、ベトナムの大企業のシン社長とばったり遭遇した。魔法瓶を売り込むチャンスだったが、金田一は握手しか出来なかった。

レセプションパーティーを終えて事務所に戻ると、模合は「商談をまとめるために1番大切なのは接待だ」と言い切る。

広瀬が接待費用を50万円と見積もると、金田一はそんな余裕がないという。

模合は「接待はお金じゃ無い。大事なのは思いやりだ。これはミラクルの先代から教わった接待の基本だ」と言う。

金田一は感心する。シン社長をバッティングセンターへ招待した。

模合が「なんでバッティングセンターなんだ」と驚くと、金田一は「シン社長は野球好きなんですよ。握手したときに手に野球タコがありました」と自信ありげに答えた。

バッティングセンターでシン社長を接待してみると、シン社長は空振りばかりで全く打てなかった。

シン社長が「どうして、私をここへ?」と尋ねると、金田一は「だって、手に野球タコが」と答える。

すると、シン社長は「これはゴルフで出来たんです」と答えた。その答えを聞いた模合は頭を抱えたが、金田一の指導で、空振りばかりだったシン社長は最後の1球でホームランの的を打ち、上機嫌になっていた。

その後、シン社長は大屋敷からコルフ接待を受けた。財前修(イッセー尾形)は「次にご案内する温泉は、筋肉痛に効きます」と説明すると、シン社長は「温泉にバッティングセンターはありますか?」と尋ねた。

その日の夜、バッティングセンター接待で失敗した模合らは接待の反省会を開き、次のランチ接待の作戦を練った。

瑤子は「私が評判の良い店を探しますから」と言い、最後のチャンスだと意気込んでいた。

その頃、大屋敷はコネを利用して日本一の料亭を予約していた。

瑤子はハピネス魔法瓶の事務所で、評判の良い店を探していると、新しい机が納品された。

瑤子が「間違いじゃないですか?机は足りてますよ」と尋ねると、模合は「金田一が頼んだんだと思います。二階堂さんの机でしょう」と答えた。瑤子は微妙な表情をするのだった。

模合は二階堂を呼び出して話した。

模合は踏み外さない人生を選んでいたが、何故かミラクル魔法瓶の先代が目をかけてくれ、仕事にやりがいを覚えるようになった。しかし、いつしか、結果だけを求められるようになり、再び踏み外さない人生に戻った。

ところが、金田一の一件で会社を辞め、積み重ねてきたものを全て失い、ハピネス魔法瓶で働くことになって、不思議と充実感が戻ってきて、再びやりがいを思えるようになったという。

そして、模合は「金田一て、結果よりも、人との繋がりとか思いを大事にする男です。先代から教えて貰った事とおなじなんだよね。例え結果が出なくても、繋がりとか思いがあれば、それは決して失敗じゃない。この年になって、そのことを思い出させてくれた金田一に感謝している。だから後悔はしてない」と話した。

接待の日、金田一らはシン社長をレストランへ案内するが、受付で「予約は受けていません。本店をお間違えではないですか?」と言われてしまった。広瀬の予約ミスだった。

本店へ行く時間が無く、金田一らが次の店を探していると、シン社長が「金田一さんが一番美味しいと思っている店に連れて行ってください。私は料理には興味が無い。貴方に興味があります」と告げた。

悩んだ末、金田一は、シン社長を公園の炊き出しに連れて行った。

炊き出しを手にしたシン社長が「これですか?」と尋ねると、金田一は「俺にとっては特別なんです」と言い、会社をクビになり、家も希望も失ったときに炊き出しを食べて助けらた事を話した。

炊き出しを食べるシン社長は「私は貧乏な家に生まれ、家族はいつもお腹を空かせていました。ある日、屋台のおばさんがフォーをご馳走してくれました。あの時の思い出は今も忘れません。この炊き出しは、懐かしくて暖かい。金田一さん、本当にありがとう」と喜んだ。

その日の夜、シン社長は日本一の料亭で大屋敷の接待を受ける。

シン社長は「お昼は炊き出しを食べました。」と言う。

秘書として接待に加わっていた二階堂は、トイレに立ったシン社長に「炊き出しを食べさせた人って金田一って人ですよね」と尋ねた。

シン社長は「彼は変わってますね。でも、とても素晴らしい人だと思います」と話すと、二階堂は笑顔で「よく知ってます」と微笑んだ。

瑤子は父・広瀬に「彼のことがもっと好きになった。より好きになった事で、色んな事を知るようになった。彼の心の中には別の人が居るということも。でも後悔はしていない」と別れることを告げる。

翌日、財前が社長室に飛び込んできた。財前は大屋敷に「裏情報を入手しました。シン社長が業務提携先を決めました。ハピネス魔法瓶です」と報告した。

すると、大屋敷はどこかへに電話して、「もう一度力を貸してください」と言う。

その後、シン社長はハピネス魔法瓶を訪れ、金田一に「私の力不足でした。本当は貴方たちと仕事がしたかった」と謝罪した。

模合は「ビジネスの世界には色々とありますから、諦めます」と答えた。金田一も「お土産に持って行ってください」と言い、シン社長に究極の魔法瓶を渡した。

そのころ、社長室に怒鳴り込んできた二階堂は「裏工作でひっくり返したんですか」と言い、大屋敷に文句を言っていた。

大屋敷は「人脈を使って、会社の利益に繋げただけだ」答える。そして「ビジネスは結果が全て、プロセスは関係ない」と続けた。

それを聞いた二階堂は、大屋敷と金田一の違いは、「金田一さんにとってプロセスは大事で、そこに関わる人、思いを大事にしている。だから、多くの人が金田一についていこうとする」と言う。

そして、二階堂は「経営者としては社長のやり方が正しいのかもしれません。でも、私はやっぱり、あの人のやり方が好きです。短い間ですが、お世話になりました」と言い、社員証を置いて立ち去った。

その日、金田一は広瀬の元を訪れ、「申し訳ありませんでした。チャンスを頂いたのに」と報告すると、広瀬は「気にすることはない。向こうも貴方と仕事をしたがっていた」と答えた。

そこで、電話が鳴る。広瀬は所用で退室し、金田一と瑤子が2人きりになる。

すると、瑤子は「4畳半に3人で住んでいるような二三君なんて無理。私はエリートでちゃんとした人を探すから。それに二三君が一番よく分っているでしょ。これから行くべき所」と言い、別れを切り出した。

金田一は瑤子に「ありがとう」と言い、部屋を出て行った。

その後、広瀬が戻ってくると、瑤子は「彼の事を振りました。嘘。振られたの」と報告した。

そして、瑤子が「彼の会社はどうなるの?」と尋ねると、広瀬は「安心しなさい。それにしても不思議な男だ。振ったばかりの相手にこんな事を言わせるなんて」と言った。

一方、金田一は路上で二階堂と出会っていた。

金田一が「あんまり居ないんじゃないの?同じ会社を2回もクビになった人」と言うと、
二階堂は「今回は違います。自分から辞めた」と答えた。

金田一が「飯、行く?」と誘うと、二階堂は「どうせホットドッグでしょ」と答え、
2人は笑って一緒に歩き出した。

翌日、金田一は二階堂をハピネス魔法瓶の新事務所にへ連れて行く。

新事務所に入って驚いた二階堂は、「何なんですか、無駄の巣窟みたいなオフィスは。貧乏企業が備品にこれだけお金をかけるなんて許されませんよ。これからは私がキッチリと締めます」と宣言した。

そして、二階堂が「これは必要無い」と次々と無駄を指摘していくと、1つの机に気付いた。

金田一が二階堂の机だと教えると、二階堂は「これは、このままでいいですね」と涙ぐんだ。

金田一が「お帰り」と告げると、二階堂は「ただいま」と言う。

一方、財前は大屋敷に「ハピネス魔法瓶を潰す方法を思いつきました。魔法瓶そのものですよ」と報告したのであった。


第9話ネタバレ・第1話~第8話までのあらすじ
   ⇓   ⇓
http://www.fujitv.co.jp/PRICELESS/story/index.html

プライスレス相関図
  ⇓   ⇓
http://www.fujitv.co.jp/PRICELESS/chart/index.html



時間に余裕ある方は下記の第1話~第7話のあらすじを見て下さい

第1話内容
「ミラクル魔法瓶」の企画開発営業部、課長の金田一二三男(木村拓哉)は、会社の後輩や同僚から愛され、難しい商談がうまくいくこともしばしばだった。

大屋敷巌社長(中村敦夫)が死ぬ間際、息子の統一郎(藤木直人)に金田一二三男(木村拓哉)は腹違いの弟であること。お前は社長の器ではないこと。会社は金田一二三男(木村拓哉)に継がせるとを告げられましたが、統一郎は二三男(ふみお)を後継者にさせまいとします。

何不自由ない生活を送っていた二三男は、突然解雇され、なぜか、住んでいた家も突如爆発事故で無くし、唯一の通信手段だった携帯電話も川に落としてしまい、一気に都会の難民と化してしまう。

その頃、会社の経理部に二階堂彩矢(香里奈)がいた。彼女は、金田一の出張費の不明な点が気になる。

途方に暮れていた金田一が出会ったのは幼い兄弟、鞠丘貫太(前田旺志郎)と両太(田中奏生)だった。
鞠丘兄弟の世話で金田一は、二人の祖母の鞠丘一厘(夏木マリ)が経営するアパートの一室を借りることになるが、一厘から一日500円が必要だと言われる。

ビール代と合わせて一日800円を稼ぐことを目標にした金田一だったが、なかなかうまくいかず、初日は行きつけのマスター藤沢に無理を言って働かせてもらい、どうにか800円を手にする。

しかし、鞠丘兄弟が父親との思い出のおもちゃの「ブルドーザー」を探していることを知った金田一は、縁日の出店でビールのためのとっておいた300円を使って、景品のブルドーザーを手に入れようとするがうまく取れない。

金田一はズルをして、自分が大事にしていた北別府のサイン入りボールを使ってブルドーザーのおもちゃを狙うが?

以上が、1話のあらすじです。

第2話の内容
1話の最後は縁日のブルドーザーを取れるかで終わりましたが。

結局、ブルドーザーは取れませんでした!

かわりに手に入れたキャラメルの、おまけについていた戦国武将フィギュアであそぶ鞠丘兄弟。

二階堂彩矢(香里奈)はどうやら武将マニア?のようで、お菓子に付録でついてくる武将フィギュアを集めているのです。

最後1人の武将だけ当たらず、なかなか完結できません。その武将が「やまなか しかのすけ ゆきもり(山中 鹿介 幸盛)」。

翌日、幸福荘に『ミラクル魔法瓶』の経理課に勤める二階堂彩矢が現れる。

彩矢は、金田一の大阪出張を疑問に思っていた。
そんな時、二階堂彩矢は例の金田一二三男の情報漏洩事件と大阪空出張について確かめるべく金田一二三男に会いに幸福壮を訪れるのですが、

そこで見た光景に二階堂彩矢は驚愕!

なんとそこでは貫太と両太 が「山中 鹿介 幸盛」フィギュアで まさかのキャッチボール!

二階堂彩矢は金田一二三男と込み入った話をしに訪れたのになかなか話に身が入らない、ホテルの領収書もあるので、出張を命じた模合(中井貴一)の説明があれば、金田一の疑いは晴れる事になる。

翌日、金田一は『ミラクル魔法瓶』へ出向き、彩矢と一緒に模合を探すが、見つけられない。
金田一は社内をうろうろしているところで、社長の大屋敷統一郎(藤木直人)と財前専務(イッセー尾形)に見つかってしまう。

大阪出張の件を話す金田一に、社長は「それが本当なら、もう一度調査すべきですね」と約束する。

しかし翌日、彩矢のデスクからは、大阪出張の証拠となるホテルの領収書が消えていた。
そればかりか、彩矢は経理課から社史編纂室へ突然移動となる。

再び幸福荘に来た彩矢は、貧しい食事をする幸福荘の住人達に「貧乏ならよく知っている」と語る。
それを聞いた一厘は「あんたも苦労したんだね」と言う。

鞠丘兄弟からビールを無料で飲む方法を教えられ、ホテルのパーティー会場に勝手に侵入した金田一と彩矢だったが、運悪く、社長の統一郎に遭遇し「君たちが入っていい場所ではない」と言われます。
さらに金田一に「残念ながら君の疑いは晴れなかった」と言われて追い出される。


喫茶店で金田一と待ち合わせていた模合だったが、金田一は鞠丘兄弟のコンビニでの万引き疑惑に巻き込まれましたが、それは鞠丘兄弟が二三男にビールを飲ませたくコツコツ貯めていたのです。

二三男がビールを最高にうまそうに飲み、「宇宙1うまいビール!」、「このビールはどんなにお金を払っても飲めない!」 とメチャクチャ感動、 貫太と両太も喜ぶ金田一を見てご満悦、といった感動場面もあります。
模合との待ち合わせを忘れてしまう。思い出して駆けつけた時にはもう、模合の姿はなかった。

翌日、財前専務に呼び出された模合は、統括本部長のポストを提示される。

彩矢は、社史編纂室の室長から「この会社で起こる不思議な事は、すべて財前専務がからんでいる」と聞いた。

模合をつかまえ「昨日の話は何だったのか」と尋ねる彩矢だったが、模合からは「もういいんだ」と冷たく言われる。

真相究明のため専務室に侵入して、勝手に専務のパソコンのファイルをのぞこうとした彩矢だが、結局専務に見つかってしまい、懲戒解雇される。さらには投資した株でも大損して、全財産を失い幸福荘に転がり込んでくる。

金田一はミラクル魔法びんの社屋前で社長を待ち伏せし、彩矢の無実を訴える。

彩矢は鞠丘兄弟が持っていた戦国武将の食玩欲しさに、ラーメンをおごるという。
中華料理店「青春軒」の店主(キム兄)はその食玩を見て、目の色を変える。

以上は第2話あらすじです。

第3話の内容
やはり、中華料理店「青春軒」の店主(キム兄)も二階堂彩矢(香里奈)と同じ武将マニアだったのです。

金田一二三男(木村拓哉)の無実を証明しようとした二階堂彩矢(香里奈)も『ミラクル魔法瓶』を解雇されてしまった。株で失敗し、貯金もない彩矢は『幸福荘』に転がり込んで来る。

しかし『幸福荘』は満室。鞠丘一厘(夏木マリ)は、拾ったものは拾った者の責任と金田一の部屋に住むようにと告げる。もちろん、お断りの彩矢だが他に当ても無いため、金田一の部屋を急造のカーテンで仕切って暮らす事になった。

中華料理店『青春軒』の店主、佐倉辰彦(木村祐一)ことノブさんに頼み込んで、働き始める。しかし、店は閑古鳥が鳴いていた。近くに人気の店があるのはともかく、『青春軒』のラーメンは不味く、何より佐倉にやる気が無い。以前は、美味かったようだが…。

その頃、彩矢は模合謙吾(中井貴一)と会っていた。彩矢は自分と金田一に何があったのかを聞き出そうとするが、会社側につくことで出世した模合が教える事はなかった。

金田一が『幸福荘』に帰ると、コスプレ衣装を着た彩矢が出てきてビックリ。以前から住んでいる路上アイル、富沢萌(小嶋陽菜)の仕業だ。その姿を見た金田一は、あることを彩矢に頼む。

金田一は『青春軒』に、客を呼び戻そうとしていたのだが、佐倉辰彦は倒れて救急車で運ばれる。
病院でノブさんは「脱サラして屋台から始めた店は一度は繁盛したが、体を壊して辞めた。無理して店を再開したものの、夢もやる気も失った」と語る。

店を閉めるというノブさんに、金田一は最後のお願いと「本気のラーメン、作ってもらえませんか」と言う。
閉店の日、ノブさんは本気のラーメンを作る。

閉店後、ノブさんは金田一に、「うちの暖簾、引き継ぐ気ないか?」と、店の奥にかくしてあった屋台を見せる。

以上は第3話のあらすじです。

第4話の内容
ノブさん(キム兄)からもらった屋台を幸福荘の敷地に「何かの役に立つかもしれないから」と置いておく金田一二三男(木村拓哉)。

金田一が鞠丘兄弟と公園にいる時、「ミラクル魔法瓶」の後輩だった榎本(藤ヶ谷太輔)に出会う。

榎本と一緒に炊き出しをもらった金田一は、「ミラクル魔法瓶」をクビになり無一文になった際、公園で寒がっている金田一に対し親切にダンボールを貸してくれた、ゲンさんがいない事に気が付く。

そこで、ゲンさんのテントを覗いてみると、なんとゲンさんは体調を崩していたのだ。
金田一は至急榎本にクスリを買いに行かせ、同時に食べ物を差し入れるのだった。

榎本は金田一にあることを報告に来たのだった。
それは金田一が「ミラクル魔法瓶」にいた時の企画が下請け会社である「相模川製作所」の協力があったからなんとかいい方向いきそうだと報告に来たのだった。

そして、榎本からミラクル魔法瓶の下請け工場でのアルバイトを紹介される。

その頃、模合(中井貴一)は社長の大屋敷統一郎(藤木直人)命令により、下請け工場の契約を切るように指示されていた。
契約打ち切りの中に金田一がアルバイトをしようとしている相模川製作所も入っていた。

相模川製作所へ面接に行った金田一は、ミラクル魔法瓶との契約が突然白紙になったことを知り、榎本と共に模合にわけを聞きに行くが、相手にされない。

「契約続行」を要求してきた相模川製作所に対して、無理な注文を出して、相手から断るように仕向けろと模合に指示し、「一週間で携帯炊飯器3000個」という実現不可能な発注を模合がする。

相模川社長はそれを受けたが、無理であるから諦めかけていたが、金田一の説得で製造することになる。
金田一も試用期間ということで一緒に働く事になる。
金田一の働きで、腕に自信のある職人のホームレスを大勢かき集め、急ピッチで作業した結果、ノルマどおりの携帯炊飯器3000個を納品する。

しかし、会議で模合はノルマを達したと報告するが、社長は「予定通り、契約は白紙にしてください」と模合に指示する。

会議で「本当に切られるべき人間は、社長、あなたです」と発言した模合は、自宅に戻り妻と娘に「会社をやめてきた」と告げる。

妻から家を追い出された模合は金田一に「お前と同じ立場になった」と言い、幸福荘に転がり込んでくる。

その頃、金田一の交際相手の瑤子は、父(草刈正雄)に紹介されて、ミラクル魔法瓶社長の統一郎と出会っていた。

以上は第4話のあらすじです。

中井貴一さんが「本当に切られるべき人間は、社長、あなたです」と言った時はカッコイイ!と思いました。(中井さんのファンです(^^))

第5話のあらすじ
ついに3人目、模合謙吾(中井貴一)も幸福荘に仲間入り。

金田一二三男(木村拓哉)が良い事を思いついて、部屋に戻ると、模合が「やっぱり金だよな」と
落ち込んでいた。

模合は「もう寝る」と言い出したが、カーテンで部屋を仕切っていた二階堂彩矢(香里奈)が「こっちへ来ないで」と言い、2人で部屋のスペースの取り合いになる。

そのようななか、金田一はふたりに提案。
「ホットドック屋やりません」
あの譲り受けた屋台を使って、3人でやろうと誘う金田一。
彩矢は原価や利益について尋ねるが、
「大丈夫っしょ」
全く何も考えていなかった。金田一の提案に大反対の模合と彩矢。

模合も「最悪のケースを想定しないと」と反対したが、金田一二三男が「手伝ってくれたら部屋を3等分する」と持ちかけると、模合はあっさりと寝返った。

その日の夜、仕方なしに彩矢は富沢萌(小嶋陽菜)の部屋に転がり込むことにするのだが・・・親がアイドル活動に反対しているといって、話を聞いて欲しいと言い出したのだ。
結果、彼女の話を聞かされて、一睡も出来なかった彩矢。

翌日、金田一二三男らは、飲み屋「KINGS COURT(キングス・コート)」のマスター藤沢健(升毅)からホットドックの作り方を習い、屋台を引いて町へ出た。

彩矢が「どこに出すんですか?」と尋ねると、金田一二三男は「絶対に売れる場所を考えてあるんです」と自信満々に答えた。

その後、金田一二三男が向かった先は、会社「ミラクル魔法瓶」の目の前だった。
ミラクル魔法瓶の食堂は不味いので、絶対に売れるのだという。

金田一二三男らはミラクル魔法瓶の目の前で屋台を開くと、ミラクル魔法瓶の社員が金田一二三男らに気づき、「会社の情報を売ったヤツだぞ。今度はホットドックを売るのか」とヤジりだした。

そんななか、「1つください」という注文が入る。注文したのは榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)だった。

榎本が「うまい、うまい」と言い、ホットドッグを食べていると、1人、2人とホットドッグを注文する者が現れ、ホットドッグは完売した。

成功を祝して3人で飲み屋「KINGS COURT(キングス・コート)」で久しぶりのビールで乾杯!!
なんだかんだ言いながら楽しそうな3人の姿に、藤沢は漏らす。
「仲良しトリオみたいな」
3人はあまり嬉しくないようです。
屋台を引いてアパート「幸福荘」へ戻ると、模合の携帯電話に着信が入る。

金田一二三男が「どうしたんですか?」と尋ねると、模合は「面接が決まったんだ」と答えた。

金田一二三男が「模合さんは屋台を辞めちゃうんですか?」と驚くと、
模合は「元々、仕事が決まるまでって約束じゃないか」と答えた。

その夜、彩矢は廊下のイスで座って寝ていたのだが、一厘に起こされてしまう。
今日は仕方なく一厘の部屋で眠らせてもらうことに。
あんな人たちと一緒に眠れるはずがないという彩矢の話を聞いて、笑う一厘。

「行動派と慎重派と現実派。バランス取れてるじゃないか」

一方、ミラクル魔法瓶の社長室では、大屋敷統一郎(藤木直人)が下請け企業「ミラクル製作所」の社長・辻(志賀廣太郎)に契約打ち切りを告げた。

ミラクル製作所は先代社長の時から40年にわたり、ミラクル魔法瓶の下請け企業として魔法瓶を作っている工場だった。

ミラクル製作所の社長・辻は魔法瓶の試作品を持って「凄い保温力なんです」と訴えたが、大屋敷は「性能が上がっても、売り上げに繋がらなければ同じです」と言い、切り捨てた。

社長は困難なときほど新開発をという人だった。その人柄と信頼があったからこそ、40年もの付き合いがあったのに・・・。

去り際、思わず辻は統一郎に言ってしまう。

「先代と違って、あんたは社長の器じゃない!!」←あ~あ、これで3人に言われしまいました。

辻がミラクル魔法瓶を出ると、ホットドッグの屋台で、ホットドッグを1つ購入した。
すると、辻は「あんた、模合君と一緒に工場に来た」と言い、金田一二三男に気付く。

そして、辻が「何個か包んで貰おうか。若い奴に食べさせたいんで」と注文すると、金田一二三男は「工場まで行きますよ。作りたてを食べてもらいたいので」と答えた。

一方、模合は面接を受けていた。面接官は「貴方のような方が会社には必要なんです」と言い、面接は好感触。

面接が終わり、模合が帰宅すると、金田一二三男が「辻さんに会いました。魔法瓶の。ミラクル魔法瓶はもう魔法瓶を作らなくなるんですって。だから、辻さんの工場も閉鎖されて、リストラされるんだって」と教えた。

模合は「あの頃は酷かった。散々、残業を手伝わされて。それで、夜中まで残業をすると、1本だけ缶コーヒーを買ってくれるんだ。これが残業手当。子供の使いじゃないだから」と笑いながら、思い出を語る。
でもなんだか嬉しそうな模合。

そんな模合を見て、楽しそうだねという一厘。

彩矢がアパート「幸福荘」を出ると、門のところで、広瀬瑤子(蓮佛美沙子)が待っていた。
瑤子は「ちょっとお話、いいですか?」と言い、彩矢を喫茶店へ誘った。

喫茶店へ入ると、瑤子は彩矢(香里奈)に「金田一さんは屋台を引いているんですよね。彼のことをどう思ってます?私は好きです」と迫った。

彩矢は「本当にどうも思ってないから」と答えると、瑤子は「帰ります」と言って帰ってしまった。


その夜、模合は久しぶりに辻の製作所を訪れました。
「いい魔法瓶を作って喜ばれて、もっといい魔法瓶を作ろうと思う。それができないんなら、やっても意味がないんだ」すっかり気落ちしてしまった辻を見て、模合は考えてしまう。

翌日、模合は面接を受けた会社を訪れて、面接の結果を聞く。明日にでも来て欲しいということで、模合の再就職が決定する。

一方、大屋敷は社長室から、会社の前で開いている屋台を見下ろしていた。

大屋敷は「あれは美味いのか」と問うと、財前修(イッセー尾形)は「美味しいらしいですが、社長が召し上がるほどの物ではありません」と答えた。

すると、大屋敷は「彼も社長か。挨拶してこよう」と言い、屋台へ向かった。

屋台に着くと、大屋敷が金田一二三男にホットドッグを注文する。
しかし、金田一二三男は「みんな並んでるんで」と言い、列に並ぶように言う。

大屋敷が笑って列の最後尾に並ぶと、今まで並んでいた社員は列を離れ、長蛇の列は無くなってしまった。

改めて大屋敷はホットドッグを注文し、ホットドッグを受け取る。

だがその時、彩矢が黙っていられなかったように「今更、会社に戻してとは言わないから、本当の事を教えてくれませんか?何故、クビになったのか。社長は何を隠してるんですか?それが分かるまで、諦めませんから」と詰め寄った。

大屋敷は「君たち2人に何ができるんですか?そんな屋台一つで」

反論する統一郎に、たぶんふたりだけじゃないと言う金田一。

そこへ、模合が新作の魔法瓶を持ってやってきた。
模合は「良いことを思いついた。ホットドッグと言えば、スープだろ。この魔法瓶さえあれば、暖かいスープが販売できる」と告げた。

金田一二三男は早速、魔法瓶に入っているスープをカップに入れ、
「社長さんこそ、1人で何してるんですか」と言い、スープを差し出す。

金田一二三男が模合にスープの値段を尋ねると、模合は彩矢にスープの値段を尋ねる。彩矢は困って「200円」と答えた。

金田一二三男は大屋敷に「200円です」と告げると、大屋敷は「いや、結構」と言い、戻っていった。

金田一二三男は「200円は高いんじゃないの」と後悔していると、散らばっていた社員の中から、榎本は「ホットドッグをください。そのスープも」と言って屋台の前へ向かうと、再び長蛇の列が出来た。

・・・このやりとりを車の中から瑤子と一緒に目撃していた広瀬社長。

「金田一二三男。面白い男だね」
・・・って、広瀬遼一(草刈正雄)は金田一のことを何故知っているのでしょう?

瑤子が教えたわけではなさそうだし。

その日の夜、部屋で寝ていた金田一二三男が、「本当に良かったんですか?就職を蹴っちゃって」と尋ねると、模合は「うん。腹は決まった」と答えた。

そこへ、萌の部屋で寝ていた彩矢が、「やっぱり、ここが1番、落ち着くのかなって」と言い、戻ってきた。

3人が川の字になって寝ていると、金田一二三男(木村拓哉)が「良いことを思いついたんです。俺たちで魔法瓶を作りませんか?ミラクル魔法瓶に切られた会社も人も余ってるんでしょ」と提案した。

翌朝目覚めた時、彩矢がふたりを腕枕してる姿には笑いました。

翌朝、3人で食堂へ向かうと、食堂で広瀬が朝食を食べていたのだ・・・・・

以上は第5話あらすじです。

第6話のあらすじです。
金田一二三男(木村拓哉)が起きて食堂へ向かうと、広瀬ファンドの社長・広瀬遼一(草刈正雄)が朝食を食べていた。
誰も広瀬を知らない。

広瀬から受け取った名刺を見て、金田一は広瀬が恋人・広瀬瑤子(蓮佛美沙子)の父親だと気付き、二階堂彩矢(香里奈)と模合謙吾(中井貴一)を連れて部屋へと戻った。

金田一は最近瑤子と上手くいっていない事を怒りに来たんだと推測する。
模合が「娘を傷物にしたからだろう。誠心誠意あやまり、2~3発殴られるしかないな」とアドバイスした。

再び食堂に戻った金田一は、広瀬にひたすら謝るが、広瀬は「お付き合いしてるのは初耳だ」と驚いた。

そして、広瀬は特に気にすることなく「今日、来たのは、別の件なんだ。ホットドッグ。ウチが投資してる外食チェーンが、君達のやっている屋台に興味を持ってね。買い取らせて欲しい。1000万で」と言うのだ。
ビックリする金田一、二階堂、模合。

二階堂彩矢(香里奈)は即座に引き受けようとしたが、金田一二三男(木村拓哉)は「俺らだけで決められない。もう1人、相談しなければならない人が居るだろ」と言う。

その後、金田一が飲み屋「キングス・コート」を訪れ、マスターの藤沢健(升毅)に「マスターには1000万円と5%のマージンが入る」と説明すると、藤沢健(升毅)は喜んで承諾する。

その頃、大屋敷統一郎(藤木直人)は魔法瓶事業を廃止し、家電製品に力を入れ、「ミラクル魔法瓶」から「ミラクルエレクトロニクス」へ社名を変更することを発表した。

発表会に参加していた敏腕記者・能見実(香川照)は「みんなが注目する物を書いても面白くない」と言って、発表会の途中で帰ってしまった。

能見は、経済雑誌「ビジネスパートナー」の記者で、能見が「ネクストONE」というコーナーに取り上げた商品は必ず売れるという凄腕の記者だった。

屋台が引き取られた日、二階堂と模合が1000万円の分配を話し合っていると、金田一は「決めた。1000万円は全部、俺が貰います」と言い出した。

金田一は1000万円で魔法瓶を作ると宣言すると、二階堂らの返事を聞くこと無く、「現実的に出来るかどうか確認してきます」と言って出かけた。行き先は「ミラクルエレクトロニクス」だった。

金田一は大屋敷に「先代が始めた事業は、なんで魔法瓶なんですかね」と尋ねた。

大屋敷は「聞いたことはありませんが、分ります。売れるという確信があったからでしょう。ところで用件は何ですか?」と答えた。

金田一は「魔法瓶から撤退するんでしょう。その工場を1ヶ月間、俺に貸して貰ってもいいですか?」と尋ねる。大屋敷が秘書に確認すると、秘書は「1ヶ月、500万円」と答えた。

金田一は少し考えて、500万円で工場を借りることにすると、大屋敷が「何をする気ですか?」と尋ねた。

金田一二三男(木村拓哉)が「魔法瓶を作るんで」と答えると、大屋敷統一郎(藤木直人)は笑って「どうぞ。ご自由に」と答えて立ち去った。

しかし、大屋敷は死んだ大屋敷巌(中村敦夫)から「お前は社長の器ではない」と言われたことが頭をよぎっていた。

その後、金田一は工場「ミラクル製作所」を訪れ、社長の辻(志賀廣太郎)と話していると、二階堂と模合がやってきた。

金田一が辻社長に「500万円で魔法瓶は作れないですか。残りの500万は工場を借りるのに使ったんで」と尋ねる。

辻は「出来なくはないが、500万なら仕入れられる材料はしれているぞ。材料費のことを考えれば、これにするか?ウチの1番の売れ筋で、利益も見込める」と、小さな魔法瓶を提案する。

しかし、金田一はテーブルにあった魔法瓶を手に取り、「こっちは?こないだ、模合さんに貸してくれたのは、これですよね。屋台でもスープが全然、冷めなかった」と尋ねた。

辻は「それは試作品だが、究極の魔法瓶だ。これを改良すれば、理論上は、2日経っても、温度が1度も変わらない魔法瓶が出来る」と教えると、模合は「2日経っても?」と驚き、魔法瓶作りに賛成した。

辻は「でも、これは作れない。利益を出すには販売価格を3万円以上にしなければならない」と反対するが、金田一は「良い物を作れば、必ず売れますよ」と説得した。

模合も「泣いても笑っても、魔法瓶を作るのはこれが最後です。私も手伝いますから」と説得すると、辻(志賀廣太郎)も究極の魔法瓶を作ることを決意した。

その日の夜、魔法瓶作りに反対していた二階堂が書類を持ってきた。税金対策などを考えると、最初から会社にしておいた方が有利だといい、二階堂は会社を作る申請書を作成していたのだという。

弟・鞠丘両太(田中奏生)が「社長は誰がやるの?」と尋ねると、二階堂は「社長は言い出しっぺの金田一さんにしときました」と答えた。

模合が「私は?」と尋ねると、二階堂は「私は役員で、模合さんは平社員」と答えた。

書類を見ていた鞠丘一厘(夏木マリ)が「会社名はまだ決まってないのかい」と尋ねると、金田一は「もう決めましたよ。さっき、思いついたんです」と答えた。

金田一はアパート「幸福荘」の看板を見て、「ハピネス魔法瓶」という会社名を思いついたという。

翌日、金田一は広瀬の元を訪れ、契約書を交わす。
広瀬は「魔法瓶とは相変わらず、面白い男だ。どうして売れ筋の商品を作らなかったのかね」と尋ねた。

金田一が「作ってみたくないですか?最高の魔法瓶ですよ」と答えると、広瀬は「昔、君と同じ事を言ってた男が居た。ミラクル魔法瓶の先代社長だ」と言い、昔のことを話した。

広瀬は調理器具会社で働いており、大屋敷巌(中村敦夫)はその時の先輩だった。
その大屋敷巌は、ある日突然、金も無いのに「魔法瓶を作りたい」と言って会社を辞めたのだという。

金田一が「先代が魔法瓶を作ろうと思った理由って」と尋ねると、広瀬は大屋敷巌は子供の頃、魔法瓶に入った温かいお茶を貰った事があった。戦後間もなくで、ガスも無い電気も無い時代では、魔法瓶は本当に魔法のような水筒だった。そのときの感動が忘れられず、大屋敷巌は魔法瓶を作り出したのだという。

やがて、究極の魔法瓶作りが始まる。工場を借りられる期間は1ヶ月間だけなので、2週間で究極の魔法瓶を完成させ、残りの2週間で完売させるのという計画だった。

大屋敷は事業に投資してもらうため、広瀬の元を訪れていた。
大屋敷は魔法瓶事業から撤退し、大々的に海外進出を図るのだという。

広瀬が「新しくなった会社、先代がご存命なら、どう思うかね」と尋ねると、大屋敷は「賛同してくれると思います。父はビジネスには厳しい人でしたから」と答えた。

すると、広瀬は「私と先代は正反対でね。特に金に対する価値観が。彼はこう言っていた。金なんかいくら持っていたってあの世まで持って行けない。彼は頭の悪い男ではなかったが、損得だけで行動する人間でもなかった」と話した。

大屋敷は「今の私のやり方に賛同しないとでも?」と尋ねると、広瀬は「失礼、そう聞こえたかな」と詫びた。

ある日、2日経っても冷えない究極の魔法瓶が完成した。みんなで完成を喜ぶが、二階堂は「達成感に浸るのはまだ早い。次は営業です」と檄を飛ばした。

ただ、二階堂によると、開発コストがかかり過ぎたため6万円で売らなければ、利益が出ないのだという。

金田一は早速、飛び込みの営業に向かうが、6万円の魔法瓶など、どの店でも相手にされなかった。

しかたなく、金田一はミラクル魔法瓶時代の取引先「エディー電気」の部長・沢渡正雄(おかやまはじ)に頼みに行く。

すると、沢渡は「スペース空いてるから、売れるまで置いて良いよ。金田一さんには世話になったからね」と、あっさりとOKしてくれた。

沢渡は「それでさ。この前のウキ、良かったんだけど、壊れちゃったんだ。また作ってくれないかな?」と頼むと、金田一は「いいですよ」と引き受けた。

榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)は専務・財前修(イッセー尾形)から、「金田一と付き合っているということは、我が社に不満があるのかね」と圧力をかけられていた。
榎本は何かを決心しどこかへ電話するのだった。

そのころ、金田一は工場で、増産について談笑していると、二階堂が駆け寄ってきて、「エディー電気の沢渡部長から電話があって、直ぐに来て欲しいって」と告げた。

金田一は「絶対に追加発注ですよ」と喜んで、エディー電気を訪れる。

しかし、沢渡は「今日で魔法瓶は棚から下ろさせてもらう。実はミラクルさんから連絡があったんだ。あそこの商品は売れてるからさ。ご機嫌を損ねるわけにはいかないんだ」と頭を下げた。

金田一が「分りました。ちなみに、電話があったのは財前専務からですか?」と尋ねると、沢渡は「君の後輩の榎本君だ」と教えた。

金田一は「あっそうだ。これ」と言い、頼まれていた釣りのウキを差し出した。

沢渡は断ったが、金田一は「いいですよ」と言い、ウキを渡した。

金田一はすぐに「ミラクルエレクトロニクス」に行きロビーで榎本と合う。

榎本の頭を下げ、魔法瓶を並べさせてくれと懇願する金田一。
榎本は謝りながらも、それは無理だという。
そして、「好きな事を頑張るっていいこだと思うのが、理想にすぎない」と言う。

金田一はミラクル製作所へ戻って、みんなに結果を報告する。
結局、魔法瓶は1つも売れずに、売り場まで失ってしまったため、みんな落ち込んだ。

その夜、金田一は大雨の中、傘もささずに「ミラクルエレクトロニクス」へ向かう。
ビルの外から内部を見る金田一だが、展示してあった魔法瓶がないことに気が付く。
警備員に聞くと、すでに撤去され、裏の廃棄置き場だと教えられる。
金田一は教えられた廃棄置き場から魔法瓶を見つけ持って帰るのだった。

その頃、エディー電気の家電売り場を訪れた1人の男が、撤去される予定になっている究極の魔法瓶を
手に取ってじっと見ているのだった。その男は経済雑誌「ビジネスパートナー」の敏腕記者・能見だった。

以上は第6話あらすじです。

第7話のあらすじ
『株式会社ミラクルエレクトロニクス』の財前修(イッセー尾形)専務の陰謀により、1つも売れず返却された『究極の魔法瓶』。

返却先は、「幸福荘」の金田一二三男(木村拓哉)の部屋。

二階堂彩矢(香里奈)は1個足りないことに気付く。

経済誌「ビジネス・パートナー」の記者・能見実(香川照之)が購入していたのだった。

次の日、朝刊が配られていく。
その日、金田一はリサイクル業者に8万円で買い取ってもらい車へ乗せているのだが、
そのとき、注文の電話が「幸福荘」の金田一へ入った。金田一は慌てて廃品業者から究極の魔法瓶を買い戻す。

その日、アパート「幸福荘」の電話は鳴り止まず、次々に注文が入る。急に注文が入るようになったのは、究極の魔法瓶が新聞で取り上げられたからだった。

模合謙吾(中井貴一)は「こんなに注文を受けて大丈夫なのか?生産が追いつかないよ」と心配するが、金田一は「こうなることを待ってました」と答えた。金田一はすでに作戦を考えていた。

金田一は町工場の社長を集めると、「究極の魔法瓶」の生産の業務提携をもちかけた。町工場はミラクル魔法瓶と契約しており、魔法瓶事業から撤退したミラクル魔法瓶に切り捨てられており、金田一の提案に賛成した。

一方、財前専務は大屋敷統一郎(藤木直人)に、金田一が町工場と契約して究極の魔法瓶作りに取りかかった事を報告し、「手を打ちましょうか?」と尋ねた。

大屋敷は「放って置いてかまわない。彼には商品をヒットさせる運があった。しかし、方針の違う経営者を1つにまとめるのは簡単では無い。放っておけば、必ず破綻します」と答えた。

しかし、財前専務は大屋敷に内緒で榎本小太郎(藤ヶ谷太輔)を呼び出し、金田一の動きを逐一報告するように命じた。

その日、金田一と模合の2人が飲み屋「キングス・コート」へ行くと、男が待っていた。
男は、新聞に究極の魔法瓶を取り上げた、経済誌「ビジネス・パートナー」の記者・能見実(香川照之)だった。

能見は「究極の魔法瓶」を作った人が「キングス・コート」を利用していると情報を聞き訪れたとマスターに話す。

その会話を聞いた2人は自ら名乗り出る。
能見は自分が書いたと話し、2人はお礼をいう。
能見は次の製品を気にしていたが、次の製品の計画がな無い事を知ると、模合に名刺を渡して、早々と引き上げた。

二階堂彩矢(香里奈)は「今は新聞に取り上げられて売れてますけど、6万円という値段がネックになる。大量生産して、材料費を安く上げれば、販売価格は5万4000円まで下げられる」と話す。

金田一は偶然榎本と会う。
榎本は金田一に色々聞くのだが、金田一は榎本に誰が情報を必要としているのか逆に聞く。
榎本は「自分です」と答えるが、金田一は「お前も大変だな~」と何かを察しているようだ。

二階堂は、経理の面から作業工程を見直しており、既に何人かの社長からは新プランの了承を得ているのだという。

二階堂は模合と共に相馬工業を訪れ、相馬工業の相馬社長(平泉成)に新プランを提案するが、相馬は「そんなに作れない」と言って断ってしまう。

二階堂は相馬に新プランを引き受けさせようと食い下がるが、模合は「用件を強引に通すのは良くない。私は社長と話してから帰る」と言い、二階堂を返した。

その後、模合は相馬を「キングス・コート」に誘い、飲みながら話す。相馬は、機械が壊れて大量生産が出来なくなったため、ミラクル魔法瓶から切られた、と愚痴った。

一方、帰宅した二階堂はプランを見直し、相馬工業を切り捨てようとするが、
金田一は「そんな事をするくらいなら、6万円のままで良い」と告げた。

そのようななか、取引先から苦情の電話が来た。注文していた究極の魔法瓶が納品されなかったのだという。

金田一は謝罪に行き、原因を調べると、相馬工業が担当している部品の製造が遅れていることが原因だった。

財前専務はクレームの情報を大屋敷に報告すると、大屋敷はこういう時は、原因を突き止め、その者を処分すべきである言う。
しかし、金田一はそれが出来ないと続けて言う。
誰かを犠牲にする決断出来ないと、組織は動かせないもだとも言う。

二階堂は、問題点を話し合うために工場の社長を集めると、工場の社長はお互いを罵りあって仲間割れを始めた。

すると、相馬工業の相馬社長は「足をひっぱって、申し訳ない。ウチは抜けるから、これで勘弁してくれ」と言い、出て行こうとした。

金田一は「ちょっと待ってください!」と大声で言う。

そして、金田一は魔法瓶についての思いを打ち明け、「魔法瓶を作るのは止めにします。理想の魔法瓶は、金が儲かる魔法瓶じゃない。みんなで作る魔法瓶です。1人でも欠けるなら、止めにします」と告げた。

しかし、相馬は金田一の熱い思いを聞いたが、帰ってしまった。相馬工業は、現在、引き受けた仕事が終われば、魔法瓶作りから撤退することを決めた。

その後、二階堂は相馬工業の代わりとなる工場をリストアップする。

しかし、金田一は「出来ないから切り捨てるなんて、1番簡単なこと。みんなで、どうすれば良いか考えた方が楽しい」と、相馬工業の切り捨てに反対した。

一方、模合に電話がかかってくる。工場の社長が酒をのでおり、お誘いの電話だった。

模合が飲みに出かけようとすると、二階堂が「また飲みに行くんですか?」と嫌みを言った。

すると、模合は「みんな、なんだかなんだと言って不満があるんだよ」と答える。酒の席では、社長が言いたいことや不満を話すことがあるのだという。

金田一は「えっ?不満があるんですか?」と尋ねると、模合は工場の社長が不満を抱えていることを教えた。

金田一が詳しく話を聞くと、模合は「相馬工業は機械が故障している。納品が遅れたのは、それが原因だ。出来ないと言えば、契約を切られると思ったんだろう」と話した。

金田一は「言ってくれれば良いのに。だとしたら、新しい生産プランを考えないと。みんなから話を聞いて、納得した生産プランを組まないと」と言い、社長に話を聞きに行った。

金田一は各工場で頭を下げてまわって新プランを提示した。
社長たちは、急な話だと言いながらも希望に沿うプランになっていたので、承諾するのだった。

最後に相馬工業を訪れ、相馬社長に新プランを提示すると、
相馬は「こんなに生産できない」と断るが、金田一は「機械は借りられることになりました。それなら、このノルマで大丈夫ですよね」と告げた。

すると、相馬は「俺で良いのか?俺たちで」と尋ねると、金田一は「だって、相馬さんのところしか出来ないでしよ」と答えた。

相馬は仕事引き受けると、「みんなで作る魔法瓶か。前にも言われたことがあったなそんな台詞。先代の社長だ」と懐かしがった。

新プランの結果、究極の魔法瓶は5万6000円まで販売価格が下がり、再び売り場を賑わせるようになっていた。納品ミスで怒っていた取引先も、再び究極の魔法瓶を販売するようになっていた。

金田一は工場の社長を集めて飲み屋「キングス・コート」で祝杯を挙げるなか、二階堂は直ぐにコッソリと抜け出し、川を眺めていた。

追いかけてきた模合が声をかけると、二階堂は「私は金田一さんみたいにやろうとしたけど、上手くいかなかった。私って、この会社に必要なんでしょうか」と話す。

模合は「上手くいったじゃないか。会社のことを思って、会社のために1番頑張っているのは君だ。それは間違いないよ」と励ますと、二階堂は「今日は失礼します。仕事が残ってるので」と言い、帰ってしまった。

ある日の朝、模合は金田一を誘って出かけた。飲み屋「キングス・コート」の近くまで来ると、金田一は「まだ飲むには早いですよ」と呆れた。

模合は「違いますよ」と言い、飲み屋「キングス・コート」の隣にあるビルへ案内する。このビルにハピネス魔法瓶の事務所を借りたのだという。

金田一が新しい事務所に入ると、既に工場の社長が待ち構えており、オフィスには社長用のイスと机が用意されていた。

一方、財前専務は大屋敷に、「ハピネス魔法瓶の売り上げが伸びているようです。何か手を打ちましょか?」と尋ねた。

大屋敷は「私は『放って置いてかまわない』と言ってはずです。私が必要だと思ったことは指示します。それ以外、余計な気を回さないでください」と怒るのである。

その頃、二階堂は荷物をまとめてアパート「幸福荘」を出て行こうとしていた。

鞠丘一厘(夏木マリ)が「出て行くのかい。仕事は上手くいってたんだろ。アンタは楽しそうだったよ。金田一も寂しがるだろうね」と告げた。

二階堂彩矢(香里奈)は「こういう形で会わなかった方が良かったかもしれない」と答えた。

鞠丘一厘が「行く当てはあるのかい?」と尋ねると、二階堂は「大丈夫でしょ」と言ってアパート「幸福荘」を後にしたのであった。

以上は第7話あらすじです。



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