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ロック歌手、桑名正博(59)さんが脳幹出血のため意識不明の重体となってまもなく3カ月。
今年のデビュー40周年を記念したベストアルバムが11月14日に発売されることになった。倒れる数日前に本人が選んだ歌が中心で、担当スタッフは「桑名さんにも聴いてほしい」としている。また、入院費のカンパを呼びかける動きも始まった。
ソニー・ミュージックダイレクトから発売予定のアルバムは、桑名さんの愛称にちなみ、
『ゴールデンベスト桑名正博-MASAYAN 40YEARS-』になるという。
桑名さん自身が倒れる数日前に大ヒット曲「セクシャルバイオレットNo.1」や「月のあかり」など、ソロ活動を始めた70年代後半からの歌を中心に30曲選曲した。
これに代表曲の一つ「テキーラ・ムーン」などを加え、CD2枚組の全33曲(3000円)になる予定。
ジャケットのセピア色に彩られた桑名の表情について、妹で歌手の桑名晴子さんは「ベッドで眠ってる今のアニキの顔そのもの」と語った。
うつむき、目をつぶっているように見える顔。晴子とCDジャケットのデザインを担当した寺嶋雅志さん、撮影した田村嘉久さんは「これや!」と思った。
全員一致でジャケ写に採用した画像は4月24日、大阪市内のライブハウスで演奏中の一枚。
晴子さんは「母も“今の正博みたいやね”と言うくらい、病室で寝てる顔に近い。こんな穏やかな表情で眠ってるんですよ」と語る。
賛否があるのは覚悟の上だ。「この顔は寂しいっていうファンもいると思うけど、私らには自然な今のアニキらしい写真に思えた」という。
実はこの写真、珍しくドラムを叩く瞬間を写したものだ。ミュージシャン芳野藤丸さんの還暦パーティー中に、ほろ酔いの桑名がシンバルを割るほど熱心に演奏。
デビュー40周年記念の“100本ライブ”を各地で開催していたころで、田村さんは「相当疲れてたと思うけど、そんなそぶりは全然見せない。僕らが先に音を上げるぐらい豪快に笑い、飲み、仲間を楽しませた」と振り返った。
当初、CDジャケットは今月上旬に仕上がる予定だったが、担当していたデザイナーが締め切り直前に交通事故で入院。
11月14日の発売が危ぶまれる中、晴子さんが知人の寺嶋さんに「2日間でジャケット作って」と依頼。寺嶋さんは「徹夜の作業でした」と苦笑い。
寺嶋さんも田村さんも今回の制作を無償で引き受けた。
「まさやんと晴子さんの人柄かな。好きやから力になりたかった」と笑う。
当の桑名さんは現在も意識不明の状態が続いている。妹で歌手の桑名晴子さんは
「安定はしてるけど、体重はずいぶん落ちた。肺炎を起こすと急変する可能性がある。アルバム発売の報告をしたいから元気でいて」と回復を祈っている。
桑名さんは現在、夫人の栄子さん(48)やバンド仲間が交代で付き添い、栄子さんが手足をマッサージするなど懸命な看病を続けているが、入院・治療費は毎月数十万円にのぼる。
このため、女性マネジャーの発案で、桑名さんがよく利用した東京・赤坂の「博多もつなべ よかろう門」など都内4つの飲食店に最近、入院費のカンパを呼びかける箱を設置。ファンの間で続々と賛同の輪が広がっており、今月いっぱいまで続ける予定という。
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2012-10-20 10:42
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