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テレビ番組の司会やリポーターとして活躍したタレントの小野ヤスシさんが６月２８日午後１０時２４分、東京都世田谷区内の病院で腎うがんのため死去した。７２歳。（本名・小野泰 昭和１５年２月１１日、鳥取県生まれ。家族は妻、１男１女。）
小野ヤスシさん（享年７２）の悲報を受け３０日、ザ・ドリフターズ時代からの親友、加藤茶（６９）さんが東京・世田谷区内の小野さんの自宅を訪れ、故人と無言の対面を果たした。
今年３月に小野さんが加藤さんの披露宴で司会を務めた際も、裏では車いす姿だったと明かし、
「あのとき一番強い抗がん剤を打っていたらしいんです。『大丈夫だから、オレは絶対、司会をやるから』って言ってくれて」としんみり。
関係者は「その時は既にがんの末期で、本人も死を覚悟していたと聞いています」と話している。
デビュー時、コントが受けなかったときに故人から「お前はもっと自信を持ってやればできる」と励まされたといい、「ここまで来られたのも、そのひと言があったから」と感謝した。
小野さんは、昭和３６年に結成された「桜井輝夫とザ・ドリフターズ」の初代メンバーだったが、
ザ・ドリフターズの故いかりや長介さんと意見が合わず、脱退。６４年にリーダー兼ボーカルとして、「ドンキーカルテット」を立ち上げた。７０年に解散後は主にテレビを中心にタレントとして活動した。
一方、いかりやさんは慌ててメンバーを集め、音楽よりもコント中心のドリフターズが生まれるきっかけとなった。
関係者によると、７月２、３日に東京・青山葬儀所で営まれる通夜、告別式は、故人の好きなエルビス・プレスリーなどを流す“音楽葬”となる予定。
弔辞は加藤さん、左とん平さん、平尾昌晃さんが読むことが決まった。左さんは地方公演があるため、通夜のみに参加し、告別式では弔辞のビデオ映像を流す予定という。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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2012-07-01 11:50
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